口腔清掃
- 2023年8月13日
- 歯周病
いつも清掃
1, 道具の手入れ
2, 口腔清掃
1, 道具の手入れ
なんでも使ったものは手入れを行い、次の使用に備えることが重要だと思います。自分たちの手ではできないものをいろんな道具を使うことで代わりに行なってもらう、例えば靴は裸足で歩くのが大変なので、身代わりになって自分たちの進む方向へ手助けしてくれる、未来への一歩を助けてくれます。プロ野球選手の中には、自分で使うグローブは絶対に他人には磨かせない、手入れをさせない選手もいると聞きます。一方で、ヒットを打てなかったからとバットを地面に叩きつけて折るようなプロ野球選手もテレビで見かけたことがあります。それはどのような気持ちで制作者がバットを作ったのか、プロ野球という夢の舞台で活躍する選手を支える人たちの気持ちをどのように考えてプレーしているのか。仕事の手伝いをしてくれる道具を自分の手で折ることはプロ意識を疑われると思います。そのバットで何百万円も稼いでいるかもしれませんし、三振したら活躍する場面がなく申し訳なかったと磨くぐらいの気持ちが必要だと思います。
2, 口の清掃(手入れ)
口は道具ではないので人間の寿命が伸びてくるとさらに色々問題が起こってきます。しかし、毎日の手入れを行うことで口の寿命も変化すると思います。口腔清掃の目的は口の中をきれいにすることです。口の主な病気である虫歯と歯周病、歯肉炎などは全て細菌の感染によるものなので細菌数を減らしてその栄養分をなくせば、リスクが減少しかかりにくくなります。歯科医療従事者の一つの重要な仕事が口の清掃をお手伝いし、口の中をきれいにすること(細菌数を減少させコントロールすること)であると考えています。口の機能を支えることは治療することだけではなく、歯石除去など口腔清掃(手入れ)の手助けをすることもあります。
口は歯や周りの粘膜も含めて、毎日働いて食べ物を粉砕し、また話す手助けや審美的にサポートをして人間的・文化的な生活を支えてくれています。道具ではなく自分の体の一部でもあり毎日よく働いていますし、日々状態は変化します。
いつも気にかけて清掃、手入れをしてあげましょう(自戒を込めて書いています)。将来の自分を支えるために必要なケアになると思います。