予防歯科|くぼた歯科クリニック|三鷹市にある歯医者

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予防歯科

予防歯科|くぼた歯科クリニック|三鷹市にある歯医者

予防歯科とは

予防歯科とは

予防歯科とは、幼少期から高齢の方、さらには人生の最期まで口を健康な状態を保ち、むし歯、歯周病、誤嚥性肺炎、その他の口からの合併症を防ぐために行う診療です。当院では予防をもっとも大切な診療と考えています。歯は失っても人工物(入れ歯、冠、インプラントなど)で置き換えられるために管理を油断してしまいますが、人工物では元のように噛めるようにはなりません。幼少期から、良い状態の歯を多く残し、患者様の口の機能を維持できるよう診療を行ってまいります。8020運動(80歳で歯を20本残す)がありますが、むし歯や歯周病になっている状態の悪い歯を20本残して感染を拡大させるのではなく、良い状態の歯を残し口が感染源にならないようにすることが、小児や疾患を持つ高齢の患者様の全身を守ることにもなります。小児期からの定期的な管理が重要となります。

定期歯科検診

むし歯の検査、歯周病の検査、入れ歯の適合、咬み合わせの診査を中心に行います。また、歯茎や粘膜の異変も検査で早期に発見することが重要になります。口の中の痛み、炎症、出血はいろいろな原因によります。骨修飾薬投与中、心臓病、糖尿病、ステロイド投与中、透析中など疾患を有する患者様では口の定期検診を行い、それぞれの病気の合併症予防とともに口の機能を維持することを目的とします。早期に異常を発見することで今後の予防と治療に役立て、全身管理も目指します。

ブラッシング指導

ブラッシング指導

歯磨きの仕方やブラッシングの方法、歯ブラシの選択は理論的な根拠があります。よく磨けていない場合には歯磨きの仕方や、歯ブラシや補助器具の選び方が自分の口に適切でない可能性があります。定期歯科検診に通っていただいても日常の歯磨きが適切でないと、口の中のトラブルが起きてしまいます。患者様の口の健康のために、歯科衛生士が中心となり歯磨きの仕方や歯ブラシの選択を指導させていただきます。

PMTC

PMTC

PMTCとは歯科医院で受けられる専門のスタッフによるプロの歯面清掃です。
上手にブラッシングを行えていても、少しの磨き残しや、磨き方のくせで残ってしまう歯垢(細菌の塊)があります。またブラッシングで落とせない歯石の除去などを歯科衛生士が行います。数か月に一度PMTCを受けることで、歯の表面がつるつるになり、汚れがつきにくくなります。

フッ素

フッ素

フッ素を歯に塗布することで、歯を強くし、むし歯になりにくくなります。
歯科用のフッ素には、ジェルタイプ、フォーム(泡)タイプなどいくつか種類があります。患者様に合わせてお選びします。

予防歯科と誤嚥性肺炎・糖尿病

誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎は水や食べ物が食道・胃ではなく気道・肺に入ってしまい肺炎を起こす状態です。肺炎はなかなか治りづらく致死的な状態になる場合もあります。口の中は細菌数が多く、37度に保たれているので細菌は常に増殖しています。特に飲み込むことが難しい小児、高齢者の患者様は常日頃から口の衛生管理を行い、多くの細菌を肺へ迷入させないようにすることが重要になります。肺炎予防という意味でも予防歯科を行っていくことが勧められます。

糖尿病

糖尿病の患者様は高血糖になり口の中も感染しやすくなります。口の中は、細菌により歯の周囲の粘膜や骨が感染すると炎症が起こり、骨が溶けて吸収されていきます(歯周炎)。糖尿病の状態により感染しやすく歯周炎が治癒しない(HbA1cの値8.0%以下がコントロールの目安になっています)、など合併症が起こります。そのような患者様には医科の先生と連携し、口の衛生管理を行い歯周病に罹患しない、あるいは悪化させないことが重要になってきますので予防と定期検診が重要です。

予防歯科よくある質問

歯ブラシはどのような基準で選べばいいですか?
多くの会社が多くの歯ブラシを販売しています。歯周病の進行具合など考慮しながら当院で患者様にあった歯ブラシ、歯間ブラシなどを相談させていただきます。歯ブラシに加えて、患者様の歯磨きが歯垢、汚れを落とすという考え方が重要です。
電動歯ブラシは使用した方がいいですか?
原則は電動ではない歯ブラシで適切に歯ブラシができるということが大切です。電動歯ブラシを使用しても歯に適切にあたらなければ汚れはとれません。
ただし、脳梗塞などで片側の腕が動きにくいなど体の不自由な患者様には電動歯ブラシの効果は大きいと考えられます。
歯ブラシの取り替え時期の目安を教えてください。
歯ブラシは一般的には月1回程度は変えるようにするのがおすすめです。
目で確認する方法は、ブラシの後ろから見て毛先が左右にはみ出ている場合は取り替えてください。
フッ素はむし歯予防になるのでしょうか?
フッ素はむし歯予防に効果的です。歯を強くし、細菌の活動を抑制する効果があります。
小児期は特にフッ素の取り込みが効果的になりますが、お子様とともに大人の方もフッ素塗布をお勧めいたします。
毎日の歯磨きだけでは、予防歯科になりませんか?
毎日の適切な歯磨きこそが予防歯科になります。特に顎骨壊死や感染性心内膜炎のリスクのある患者様は常日頃から歯ブラシをしても歯茎から出血しない状態にすることが重要になってきます。そのためには正しい磨き方で行わなければ、十分な予防効果は得られません。また、歯茎を傷つけるといろいろな問題も起きますので、自身のお口の状態に適した道具選びも重要になります。歯ブラシや歯間ブラシの当院で選択も行っておりますのでご相談ください。不得意な部位の磨き残しもあるためPMTCは必要になります。