小児歯科|くぼた歯科クリニック|三鷹市にある歯医者

〒181-0011 東京都三鷹市井口1-16-2
0422-30-1219
WEB予約
ヘッダー画像

小児歯科

小児歯科|くぼた歯科クリニック|三鷹市にある歯医者

小児歯科とは

小児歯科は0歳~15歳までの子供を対象にしますが、当院は幼少期から継続的にすべての年齢の患者様を対象に将来を見据えた治療を行うことを考えており、年齢については特に気にしていません。

0歳~15歳は、歯の生え初め・生え変わるタイミングであり、体の成長とともに成人に比べれば口の中は変化しています。その変化に合わせた治療を行い、口の中の健康に対する意識を高め、そのお子様が成人し、高齢となっても良好な口と生活の質を維持していただきたいと考えています。基本的に小児歯科は予防歯科の考え方と同じになります。歯磨き指導を行いながら予防を習慣づけることや、まだ上手に歯磨きができない小さなお子様には保護者のかたによる仕上げ磨き、フッ素を塗布する、歯の溝にシーラントを埋める、磨きやすい歯並びに整えるなどの方法で、むし歯と歯周病になりにくい環境を作り将来につなげていきます。

子供の歯の特徴とむし歯

子供の歯(乳歯)は大人の歯(永久歯)とは異なる特徴があります。

  1. 生え変わる(残念ながら、1回しか生え変わりません)

    乳歯の下には永久歯が存在しており、生え変わりを待っています。
    生え変わるからといって乳歯のむし歯を放置すると、永久歯の形の異常、むし歯や噛み合わせの不正を招きます。乳歯を大切にして健全な永久歯との生え変わりを目指し、適切な噛み合わせも確立します。

  2. むし歯になりやすい

    乳歯は歯の表層にあるエナメル質・その下の象牙質が薄く柔らかいことがわかっています。そのため、大人の歯に比べて脆弱でむし歯が進行するスピードが早くなります。また、歯の表面積も小さく隣の歯との距離が近いため、1本の歯がむし歯になるとその隣にも広がる傾向にあります。予防と検診、日々の口の管理が大切になります。

  3. むし歯の痛みに気づきにくい

    子供は自分の歯の状態の確認を行うことが難しく、自分の歯の変化に気が付くことはほとんどありません。保護者のかたのブラッシングと歯科との協力で口の状態をチェックすることが重要になります。

みんなで歯を大切にする気持ちを育てましょう。

歯科医院は歯を守るところ

治療前のトレーニング

治療前のトレーニング

治療が苦手なお子様には、まず歯科医院という場所に慣れてもらうためにトレーニングから行います。お一人で歯科用ユニット(チェア)に座れない場合は、保護者のかたとともに座れるようにすることや歯科の音や動きに慣れてもらう練習から始めます。お子様には、歯科はこわい場所ではなく歯のケアや治療して歯を守るところ、へと目的をもって来院できるようにしていきます。また、当院のキッズスペースで楽しい雰囲気もつくっています。

治療

治療

治療は負担の少ない、シーラント(下記載の説明参照)や小さなむし歯の治療から始めます。徐々に局所麻酔が必要な大きなむし歯の治療へと進めていきます。どうしても不安が取れないお子様には笑気吸入鎮静法を併用することも考慮します。また、むし歯になってしまった場合に、削ることが困難なお子様には黒く着色してしまいますが、サホライドといわれるむし歯進行防止の薬剤を塗布することもあります。

治療を終えて

治療を終えて

お子様の歯科治療は予定どおりに進まない場合がほとんどです。歯科医院に泣かずに来院できたこと、チェアに一人で座れたこと、治療が最後までできたことなどを誉めてお子様に自信と達成感を得られるようにします。お子様も、慣れて回数を重ねると6歳までを目安に成長とともに落ち着いて治療を受けられるようになる傾向にあります。

むし歯を予防するために

ブラッシング指導

ブラッシング指導

お子様の年齢に応じたお口のお手入れ方法をお伝えし、歯ブラシの練習をします。保護者の方には仕上げ磨きのアドバイスも行います。

フッ素塗布

フッ素塗布

フッ素を塗布することにより歯を酸から守るとともに、歯の再石灰化を促進させむし歯になりにくくなります。特に乳歯や、生え代わったばかりの永久歯には有効です。歯科で用いるフッ素は低用量ですので頻回に使用しなければ安全です。

シーラント

シーラント

むし歯になる前に、あらかじめ歯の溝にフッ素を含んだプラスティック樹脂を流し込み、汚れをたまりにくくして、むし歯を予防する方法です。歯が生えて間もない時期は、歯の質が未熟で溝も深く、むし歯になりやすい時期です。また歯磨きが難しい時期でもあります。

小児歯科のよくある質問

歯はいつごろ生えるのでしょうか?
乳歯は、早い場合は生後4ヶ月頃から、遅い場合は1歳3ヶ月頃、平均では男子8ヶ月、女子9ヶ月で前歯から生えてきます。
乳歯が生えそろう時期はいつですか?
平均的に2歳半から3歳位と言われていますが、4歳近くになってようやく最後の奥歯が生えてくることもあります。3歳ぐらいから顎の成長方向を整えることも必要になってきます。
フッ素塗布が歯によいと聞きました。いつから始めればいいですか?
乳歯でも永久歯でも、生えて間もないときのフッ素効果は高いので、できるだけ早い時期から塗布します。フッ素塗布に加えて歯磨きの習慣や規則正しい食生活をすることはさらに重要となります。3ヶ月に一度塗ると効果が持続します。
うちの子は3歳です。すきっ歯ですが治りますか?
この年代では歯と歯の間にすき間(発育空隙)があることが通常です。
乳歯より大きな永久歯が生えてくるため、乳歯列より5mmほどスペースが必要になります。基本的にはこのすき間は、永久歯が生えてくるにつれて閉鎖していくのが正常ですが、お口の衛生管理とともに経過観察していきます。 乳歯の時にすき間もなく綺麗な歯並びは、永久歯の出てくるスペースがなく、歯並びが悪くなる可能性もありますので、顎の発達方向を誘導し噛み合わせを調節することが必要な場合があります。
乳歯が残っているのに永久歯が生えてきたのですが、どうすればいいでしょうか?
正しい永久歯の生え方は、乳歯の真下から生えてくることが一般的ですが、乳歯の脇から永久歯が生えてくる場合もあります。その時は早めに抜く場合と、経過観察の場合がありますので、ご相談ください。
局所麻酔を怖がります、どうすればいいでしょうか?
局所麻酔は始めの針を刺すときに一番痛みがあります。そのあとは局所麻酔薬が広がり痛みは徐々になくなっていきます。効果的な表面麻酔をしてから局所麻酔を行いますのでほとんど痛みをなく注射が可能です。

保護者の皆様へ

低年齢のお子様の治療は、午前中がおすすめです

3歳未満のお子様の場合、午前中のほうが機嫌よく、疲れも少ないために体調が安定していることが多いです。午後は眠くなり機嫌が悪くなる場合や、お昼寝明けの夕方は疲れがたまりぐずりやすくなります。

治療前の飲食はお控えください

緊張感や泣くことで、嘔吐しやすくなります。できれば治療の前の朝ご飯やお昼ご飯は軽くお済ませください。ご飯をたべないとお子様は機嫌や体調が悪くなりますので、食事を抜くことはしないでください。

局所麻酔後について

局所麻酔を行うことで痛みを感じなくなります。局所麻酔薬は1−2時間ほど持続しますのでまだ効いている間に熱いものを飲めばやけどをしますし、唇や頬を噛んでも痛くないため噛んで傷つける場合があります。局所麻酔後は飲食物や口の傷に注意してください。