きれいな口を維持しましょう。|くぼた歯科クリニック|三鷹市にある歯医者

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きれいな口を維持しましょう。|くぼた歯科クリニック|三鷹市にある歯医者

きれいな口を維持しましょう。

1、きれいな口を維持しましょう

2、高齢社会

3、感染症対策

 

 

1、きれいな口を維持しましょう

良い状態の口を維持しましょう。と書いていますが、私自身も虫歯は何本かありますし、個人として人に指導できるような口はしていません(歯医者だけに口先だけ)。40年前私の子供時代、歯科医院は虫歯になったらいくもので、検診は学校で行なってはい終わりというのが常識でした。学校検診では歯石とりやフッ素塗布は行なっていませんし、歯科医院も怖いところで、注射をちくり、すぐにキュイーン、口を大きく開けないと先生に怒られて、はい終わり、歯は抜かれた、削られたという全て受け身、辛い記憶しかありませんでした。虫歯になったら行く ではもちろん磨き方も教わりませんし、虫歯ができては埋めてできては埋めてとなってしまい、工事の再工事になり徐々に自分の歯の部分がなくなっていきます。基本的に予防をして虫歯にならないようにするという概念がありませんでした。また、昔は虫歯の子供は多くいましたので歯科医院ではとにかく治療をするということだったのかもしれません。今、お父さんやお母さんに歯科医院に連れて来てもらい、フッ素塗布や検診などしてもらっているお子様を見ると明らかに患者様の口の中も大きく変わって虫歯は少なくなってきています。また検診目的で歯科医院に連れてきてもらうところを見ると、歯科医院の診療形態も変化していると思います。自分も歯科医院に早い時期から連れて行って予防をしてもらえばよかったと思っています。

2、高齢社会

歯学部に入学し、歯と口の勉強をすると小さい空間なの(小さな空間だからこそ?)いろんなことを勉強しなければならず(患者様の利益のためには当たり前ですが)歯科医師も過剰な時代になっていました。こんなに勉強している歯科医師が多くいて、コンビニと同じぐらい歯科医院がある(およそ6万件ぐらいです)と言われているのになかなか虫歯も歯周病もなくなりません。また、医療の発展により寿命も永くなり、口の寿命もそれについていくことが必要になってきました。現在、80歳代の方は歯科治療メインの時代を過ごされたこともあり、歯の残っている数は様々であると思います。虫歯や歯周病は急性のものもありますが慢性的な要素が強いので徐々に進行します。何年もかけてメンテナンスをしてきた、あまり気を使ってこなかったでは口の状態に差ができると思われます。また、インプラントが出てきて画期的な治療法だと思いましたがインプラントも結局人工物であり自分の歯、口の機能は代替することは難しいと思います。最期まで自分の歯で食べて(自分の歯でなくても楽しく美味しく食べて?)健康寿命を伸ばすためにはどうすれば良いか、ということになります。

3、感染症対策

人類の歴史は感染症の歴史だと思っています。どのような時代にも感染症により人類は大きな影響を受けます。私は感染症の専門家でもなく、経済の専門家でもありませんが、新型コロナウイルスによって人間の活動が大きな打撃をうけたはずです。

虫歯も歯周病も慢性感染症ですので、細菌感染をどのように防ぐかにかかってきます。この慢性感染症には抗菌薬はあまり奏功しませんし、年中抗菌薬を投与するわけにもいきません。とにかく機械的に細菌を落とす、洗口の薬剤で死滅させるのが有効になります。慢性的に口の中に細菌がいると考えれば歯ブラシで細菌を落とすことが感染を最小限に食い止める最良の方法であると考えています。細菌が歯石になってしまうとやはり歯科医院で除去するしかありませんが、それまでは自分でブラッシング、高齢になっても耐えられるように幼少期からブラッシングが重要であると思います。

歯科は人工物を非常にうまく作っています。例えば、義足で元の自分の足のように走れるでしょうか。義手で字がすらすら書けるでしょうか。入れ歯や冠も同じで実は全く噛めていないのかもしれません。

 

幼少期から人生最期まで口の疾患予防をして感染の少ないきれいな口を維持しましょう。