人口ピラミッド
人口ピラミッドは将来の日本の構造
人口ピラミッドを知ることで日本の推定将来像がわかります。18−65歳の生産年齢人口が日本の社会を支えていることになっているので、この人数が減少すると日本を支える人的資源が減少します。出生率はどんなに社会構造が変化しても2-3年で大きく変動することはありません。しかし、他の国から日本に来て多くの人が労働力として流入すればその分増えることにはなります。
人口ピラミッドを見ると、いつも考えることがあります。生きていれば2050年に支えてもらっているのは今50歳代の私たちだということです。しかも支えてもらう私たちの世代の人数が分布の中で1番多いことになります(以下参考資料の図1)。あと20-30年後になんとか日本が回る状態で日本の社会を残す。そして、今後の子どもたちに託して私はこの世の中からスムースにいなくなれば本望と思っています。基本的にはこの年齢になれば、できる仕事をして税金を払って日本を見守っていくしかありません。歯科医師の仕事も地域社会の人の健康に貢献できて日本を支える一部となっていれば幸せだと思います。
歯科衛生士試験でも人口ピラミッドは常識として問われます。
人口ピラミッドは日本の将来像を示します。
このような人口の構造でどこに負担がかかってくるか予測はつきます。解決策は全くわかりません。
現在のところ
出生率が上昇する傾向はありません。
日本の高齢化は進んでいます(65歳以上が29.1%ぐらい)。日本は急速に高齢化が進んでいるのでタイ(推定16%)などの他のアジア諸国は日本の高齢者歯科治療について参考にしています。日本の高齢化を将来の自分の国のモデルとして対応策を考えており、どのようなことが必要か、奏功しているかなど、タイのトップの教員・学生などが勉強に来ています。自分の国で何ができるか、どのように自国に貢献できるか日々考えていると思います。
将来の自分は人口ピラミッドのどこにいて、何をしているのでしょうか?
日本はそれなりに住みやすい継続可能な社会になっているでしょうか?
問題
人口ピラミッドの模式図を示す。
令和6年11月14日現在の我が国の人口構成の特徴を示すのはどれか。
参考資料:図1