健康増進法、歯周病もターゲット。
- 2025年12月7日
- 歯科治療
健康増進法は以下の4つの検診があります。
1 歯周病疾患検診
2 骨粗しょう症検診
3 肝炎ウイルス検診
4 がん検診
この4つは歯科でも知っておく必要があります。歯周病と骨粗鬆症、がんについてはいろんなところで関係します。特に骨粗鬆症薬、骨修飾薬については顎骨壊死との関係で重要です。歯周病の罹患率はおそらく一番高くその他3つの疾患とは比較にならないでしょう。健康増進法はどれだけ歯周病の重症化を抑えて、骨粗鬆症、肝炎ウイルス、がんの罹患を予防するかということになると思います。基本的に人間の口には細菌が存在するので、歯がある限り炎症はおきます。他の疾患は罹患する、しないで区別できますが、歯周病はみんな罹患しているようなものと言って良いでしょう。
昔の歯科医院は虫歯の治療をして入れ歯や詰め物をしてきれいにする場所でしたが今は、とにかく歯周病予防をすることがメインになります。別にタービンがなくても歯周病治療や予防はできますし、虫歯予防もできます。小さい虫歯であれば即日で治療もできるので口腔管理ができていることが重要になります。とにかく検診、予防の繰り返しと定期的な歯周病予防のための清掃がメインで虫歯や歯周病で歯を無くさなければインプラントをする必要もないし、口腔内は良好に維持できます。
あとは歯並び(咬合、噛み合わせ)が重要になってきます。歯並びはやはり良い方が良い。歯ブラシのしやすさや管理がしやすくなります。ただ完璧な歯並びはほとんど不可能ですのでどこまでで自分で妥協できるかにもかかってきます。
生きていればいろんな病気になりますが、どのように病気と付き合っていくか自分で判断しなければいけないのかも知れません。