健康寿命を伸ばす
健康寿命を伸ばす。
歯科も積極的に関わり健康寿命に貢献する。
死因死亡率
死因別死亡率は以下のようになっています。

やはり悪性腫瘍(がん)での死亡率がダントツに高くなっています。高齢化が進み、二人に一人ががんに罹患するという事実があります。悪性腫瘍と心疾患はおおよそ300万人ちょっとの罹患人数ですので、悪性腫瘍の方が死亡率が高いということは、より多くの人の死に直結する病気になります。一方で、老衰が急上昇して、脳血管疾患、肺炎での死亡率は減少しています。脳血管疾患や肺炎は医療の進歩で死亡原因としては低下してきたと思われます。とにかくこの悪性腫瘍と心疾患と上手く付き合って、健康寿命(簡単には、日常生活が制限なくできる年齢)をできるだけ伸ばすことが重要になると思います。健康寿命と平均寿命がどれくらい差があるか、厚生労働省のデータを見ると、男女で差がありますがおよそ9−12年ぐらいになっています。また、寝たきりの原因では脳血管障害と認知症が50%ぐらい占めていますので、もちろんこれらの疾患のコントロールも健康寿命の延長には必要になります。人生最期の10年は寝たきりになったり介護が必要になりますので、他の人のサポートが必要になります。この10年を短縮できるかが社会の維持のため一つの課題になりますが、下のグラフを見ると健康寿命も伸びても平均寿命も伸びており差が縮まらないという結果になっています。

(厚生労働省より)
この10年をどうするか?
状況は、社会福祉に必要な資源を考えると今後さらに厳しくなります。
歯科は健康寿命を伸ばすために口の管理を行い、肺炎リスク減少、歯科治療を駆使して摂食、審美のサポートをするのが役目となります。訪問診療は健康寿命の後や移動困難な患者さんのためのものとして必要なものになりますので今後さらに需要が増えると思われます。
人生100年時代であれば、ただの100年ではなく、口と健康寿命100年時代を目指していく必要があります。
健康寿命の100年に貢献できるか、考えていかなければなりません。