死亡原因の変化|くぼた歯科クリニック|三鷹市にある歯医者

〒181-0011 東京都三鷹市井口1-16-2
0422-30-1219
WEB予約
ヘッダー画像

ブログ

死亡原因の変化|くぼた歯科クリニック|三鷹市にある歯医者

死亡原因の変化

死亡原因の変化

 

死亡率とその原因を見ると、やはり最近は悪性腫瘍がダントツに多くなっています。また医療の発展もあり脳血管疾患や肺炎が減少し、老衰が多くなってきています(以下のグラフを参照してください)。また、不慮の事故や自殺はいつの時代も一定の割合で起こっており、残念ですがなかなか医療ではコントロールできないこともわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

歯科が注目するのは肺炎の死亡率が下がっている点で、もしかしたら口腔衛生管理によって口からの細菌性肺炎が減少して口腔管理がこの現象に貢献しているのではと考えているのですが。どうでしょうか。もしそうなら色んな面で医歯連携が行われてきたのかもしれません。抗菌薬の発展もあるとは思いますが。

1947年を見ると、結核での死亡率が高いことがわかります。結核、脳血管(脳梗塞や脳出血、くも膜下出血など)、肺炎と続いています。結核は結核菌によって空気感染しますので、同じ空間にいれば感染します。人類の歴史は感染症との戦いでもあると思いますが、結核はワクチンなの医療の発達によりコントロールできたのでしょう。Covid-19(新型コロナウイルス感染症)も突如出てきてパンデミックを起こし、初期の時は本当に大変だったことを思い出します。コロナの病棟に入ればいろんな制限がかかり、感染の可能性はあるかもしれないので家族に会わない方が良いかも、肺炎で死ぬかもしれないという恐怖もありました。しかし今では全く何もなかったようになっています。色んな犠牲の上に今の生活があることを痛感します。また、インフルエンザは今でも流行は起こりますし、毎年感染予防のため予防接種を推奨されています。いつの時代でも何らかも感染症は起こるものとして医療に従事しなければいけないのかもしれません。

この死亡率のグラフを見ると今後は悪性腫瘍のコントロール、そして罹患した患者さんの口腔管理が重要になってくるのだと思います。