強い根拠のあるデータの必要性
- 2026年11月5日
- 独り言
強い根拠のあるデータの必要性
医療などのデータ解析をAIが行なっていくのは全く問題ないと思いますが、解析するデータそのものが重要になります。根拠のないデータを解析させても、間違った(適切でない?)答えがでます。例えば歯のレントゲンを見せて抜歯の適応か、そうでないかを解析したときに、レントゲン画像がしっかりとその歯の状態を写していないとAIの解析も適切にはできないということです。結局AIがどこから情報を仕入れて解析しているかを知る必要があります。参考文献が重要になりますので、ネットに散らばっている参考文献のないよくわからない人が出したものを解析しているのならジャンク情報を解析していることになります。
過去の適切な情報から、よりよい結果を求めてAIを利用するのはそれなりの答えがでるかもしれません。でも全く違う新しい試みは生まれてきません。レントゲン所見やこれは抜歯しかないと思われる破折や感染してしまった症例などAIは抜歯を選択するでしょう。しかし、患者さんが残したいと言った場合にはその歯を残す場合があります。このような場合には処置後すぐにダメになって抜歯になる場合もありますが、意外と長持ちして2−3年もつ場合もあります。結果はどうなるか予想はできません。それは今まで残したデータがあまりないからだと思います。
結果についてどうなるか不明なのは医療の難しいところで、歯科だと歯をみがいて予防しなければ治療しても再発のリスクは高くなります。毎日の自分のケアの仕方でも予後が左右されるのでそのデータにいれて解析し、確率何%で残りますとかデータがでるのかもしれません。でも人間は確率3%で5年残るとデータがでてもピンとこないし、都合よく50%ぐらいに思っているのが普通です。
とにかく一度歯科医療AIロボットが作られたら、治療してもらって結果がどうなるか見てみたいと思っています。歯根の治療など困難な治療成績があがるなら、AI治療ロボットにやってもらう価値はあります。